ネットにプライベート写真を流される千葉県流山市

ネットの闇
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ストーカー被害に対して警察が対応する場合としない場合

大前提として、ストーカー、つきまといを行っている加害者との接触を受け入れてはいけません

以前ご相談いただいた女性(20)は、ツイッターで仲良くなった男性と一度会い、やり取りを重ねているうちに、のちに被害者となった女性が男性に対して好意を抱くようになった事。その時男性側から拒否をされ、被害女性は諦めたのだが、逆に今度は男性から女性に対して嫌がらせ行為をしてくるようになった。

被害者様からしてみれば「なぜ私が最初振られたのに、嫌がらせしてくるのか分からない」「男性が何をしたいのか理解が出来ない」と恐怖心を抱いていました。

もちろんご両親と一緒に警察に相談も行きましたが、警察では「あなたが最初好きになった相手でしょ」と恋愛のもつれとして、ちゃんと対応はしてくれなかったそうです。

女性がストーカー被害にあった実際の内容と問題点

  • ネットにプライベート写真をばらまかれる
  • 現在の彼氏に対してSNSからメールをおくる
  • 現在の彼氏のSNSの友達全員にDM(ダイレクトメール)でプライベート写真を送られる
  • 彼氏から不審な扱いを受ける

プライベート写真が、裸の写真や、恥ずかしい写真と言う類のものではない事。もちろんプライベート写真をばらまかれたり、ネット上に許可なく晒される事に対しては、弁護士を通し、名誉棄損プライバシーの侵害で訴える事も可能です。今回は誹謗中傷があったとしても、その証拠を残していない。また直接何度も加害男性とメールのやり取りをしていて、仲がいいと思われてしまう事、警察での対応は、その男性が誰なのかが分からなければ「警告」が出来ないのです。

一度会ったとはいえ、どこの誰なのか素性を知らない女性はツイッター上でしか連絡ツールがありませんでした。ツイッターもアカウントをいくつも持っている。女性自身がツイッターアカウントに鍵をつけても、女性の周囲の人たちまで鍵を付けさせることが困難。予防する事が難しい。

であれば、その男性の素性を調べる必要性がありましたし、今後一切男性とは関わらずメールが来ても、「迷惑ですのでやめてください」とだけ返事をし、ツイッターでの周囲の友達へも「私に対して迷惑行為を行っている人物がいるのでご迷惑をおかけして申し訳ないですが、無視してください」と連絡をいれておくことを推奨しました。

SNSで身元特定

ツイッターなどのアカウントを全て洗いざらい見る事でちょっとしたヒントから身元判明することがあります。対象者が身バレに注意していても、当事者のフォロー、フォロワーから辿って、その人の書き込みにつながったり対象者の写真を見つけたり、Facebookを見つけたり。自分はバレないと思っていても、よそで様々な情報を拾う事が可能なのです。

また、アカウントをいくつも持っている対象者であっても、Facebookやインスタグラムなどのアカウントと書き込み内容が一緒だったり、画像が一緒だった場合もネット検索から同一人物だと特定される場合があります。

当事務所では身元特定についてもプロの解析班がいるので、安心でスピーディに相手の素性を調べる事も可能です。

<調査を終えて感想>ストーカー被害の人物特定から弁護士へ

SNS解析だけなら1か月もかからない事がほとんどです。ですが、1か月のお時間をいただいたのは、訴訟を起こすための証拠集めも必要だったからです。ストーカー行為の証明をするのに1か月はとても短い方です。ストーカー行為がどの程度の頻度で行われているのかにもよりますが、ネットストーカー被害となると、なかなか実行をしてくる機会が多いとは言い切れません。

中には1か月に1回程度の犯行もあれば、毎日違う形で被害にあう方もいらっしゃいます。

ご相談いただいた段階では証拠がほとんどなく、訴訟を起こすには少し弱い証拠でした。

加害者(対象者)の身元を判明させる事と同時進行で、依頼者様には普段通りに行動していただいて、「迷惑行為」をしてきた時の記録を付けてもらう期間でもありました。

その為依頼者様にもご協力をいただいたからこそ、1か月の短い時間で解決することが出来ました。その後は報告書の作成をし、提携の専門の先生への引継ぎを行いました。

今お悩みの方がいらっしゃいましたら、一度ご相談ください。何もしなければ、状況は何も変わりません。

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